狩猟と遊牧の世界

狩猟と遊牧の世界

シュリョウトユウボクノセカイシゼンシャカイノシンカ

講談社学術文庫

自然社会から農業社会をへて産業社会と進化してきた今日、地球上にはいまもそれらの社会が展開している。本書は現代社会の基盤を解明するため、狩猟、遊牧、農耕という3つの生活様式を地球史的規模で位置づけるとともに、旧世界の東北から西南にひろがる乾燥地帯に生活する狩猟と遊牧民の社会に焦点をさだめその起源をさぐる。ここには豊富な踏査体験のうえにしか構築されえない著者特有の雄大な社会進化史の基骨が提示されている。


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目次

1 狩猟と遊牧
2 生活様式の諸類型
3 生活様式の進化
4 研究の方法
5 自然社会
6 ほろびゆく社会
7 狩猟・採集民の生活
8 狩猟・採集民の生活――つづき
9 採集から狩猟への進化
10 むれから家族へ
11 生活様式の変化における精神の役わり
12 牧畜がさきか、農耕がさきか
13 牧畜的家畜と非牧畜的家畜
14 原始農耕と家畜飼養
15 牧畜の起源についての諸学説
16 諸学説の批判
17 乳しぼりと去勢
18 牧畜民の四類型
19 ステップと砂漠・オアシス
20 牧畜民の生活
21 多元的起源の可能性
22 歴史における牧畜社会
23 牧畜革命
24 牧畜社会の運命

書誌情報

紙版

発売日

1976年06月04日

ISBN

9784061580244

判型

A6

価格

定価:660円(本体600円)

通巻番号

24

ページ数

174ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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