
日本人の生き方
ニホンジンノイキカタ

「近代」そのものが問われる歴史的転換期にさしかかっている今、日本はその経済力を背景に、国際社会のひのき舞台におどり出た。だが日本は、一流経済国として果すべき義務と責任がわからないままに、世界各国からの風あたりをまともに受けている。このような危機的状況にあって、日本人はどのように対応すべきなのか。戦後、日本人論の嚆矢を放った著者は、日本人の個性を据え直し、国際社会での独自な日本人の生き方を提示する。
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目次
1 国際社会の一員として
1.きらわれつつある日本人
2.国際人となるには
3.独自性を生かすには
2 “忙しい”日本人
1.ライオンとサル
2.日本人の日々
3.水いらずの世界
3 あえぐ近代社会で
1.アメリカの苦悩
2.偽善への反発
3.ピューリタニズムとそのいきづまり
4.日本人のユニークな人間観
書誌情報
紙版
発売日
1976年06月07日
ISBN
9784061580473
判型
A6
価格
定価:550円(本体500円)
通巻番号
47
ページ数
79ページ
シリーズ
講談社学術文庫