
生態学入門
セイタイガクニュウモン

科学技術文明の急速な浸透はさまざまところで人間と自然の調和に蹉跌を生じている。公害や自然災害はいったい何に起因するのだろうか。生物科学と社会・文化科学を架橋すべく脚光を浴びて登場した生態学は今日必修科学の一つであり、地球規模での視点が要求される今日、真の生態学的知識が必要であろう。本書はそうした要請に応えるべく生態学の基本用語を項目別に記述し参考文献を付した、斯界第一人者の手になる入門書の白眉である。
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目次
1 序説
1.生態学
2.環境
3.すみ場所
4.気候
5.土壌
6.気候と景観
7.ケッペン
8.クレメンツ
9.サクセッションとクライマックス
10.共同体
11.シェルフォード
12.人間生態学
13.パーク
14.社会
15.今西錦司
16.すみわけ
17.社会構造論
18.動物社会学
19.オイキア
20.動物比較社会学
21.群れ
22.テリトリー
23.順位
24.リーダー
25.類カルチュア
26.言語の発生
27.道具の発生
28.人間社会の起源
29.生物経済学
30.一次生産
31.食物連鎖
32.栄養段階
33.人口と個体生態学
34.生態系
35.大生態系
36.森林
37.ツンドラ
38.サバンナ
39.ステップ
40.砂漠
41.土地利用
42.移住と開拓
43.土地の生産力
44.資源の保全
45.生態学的調査
46.将来への展望
書誌情報
紙版
発売日
1976年11月08日
ISBN
9784061580787
判型
A6
価格
定価:638円(本体580円)
通巻番号
78
ページ数
165ページ
シリーズ
講談社学術文庫