家族を中心とした人間関係

家族を中心とした人間関係

カゾクヲチュウシントシタニンゲンカンケイ

講談社学術文庫

われわれが社会生活を営むばあい、幾多の種類の「つきあい」があるが、そこには人類史上のさまざまな文化的伝統がある。それらが錯綜する現代社会の人間関係、集団構造を理解するには、基本的に「家族」をどうとらえるかが重要であろう。本書はさきにタテ社会論を提唱した著者が、広い視野から日本をはじめ諸社会の家族を社会人類学的に位置づけ、問題の所在を明らかにした書であり、日本的家族の人間関係論としても刮目の書である。


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目次

●第1章 家族構成の諸側面
1 普遍的な小家族
2 結婚による居住形態の対応
3 大家族と大家族制
4 日本の伝統的な「家」
●第2章 配偶者の選択
1 エクソガミー(EXOGAMY)
2 エクソガミーの意味
3 門戸対等
4 複数配偶の婚姻
5 離婚
●第3章 家族内の人間関係
1 父親と父権
2 母親と主婦
3 兄弟姉妹関係
4 配偶者と親子関係
●第4章 家族(ウチ)とソトの関係
1 家族の延長としての近隣
2 閉ざされた親子関係
3 家族(ウチ)と職場(ウチ)の関係

書誌情報

紙版

発売日

1977年02月08日

ISBN

9784061581012

判型

A6

価格

定価:660円(本体600円)

通巻番号

101

ページ数

176ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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