妖怪談義

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妖怪談義

ヨウカイダンギ

講談社学術文庫

われわれの畏怖というものの、最も原始的な形はどんなものだったろうか。何がいかなる経路を通って、複雑なる人間の誤りや戯れと結合することになったでしょうか。幸か不幸か隣の大国から、久しきにわたってさまざまの文化を借りておりましたけれども、それだけではまだ日本の天狗や川童、又は幽霊などというものの本質を、解説することはできぬように思います。国が自ら識る能力を具える日を気永く待っているより他はない……(自序より)


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目次

1 妖怪談義
2 かはたれ
3 妖怪古意――言語と民俗の関係
4 おばけの声
5 幻覚の実験
6 川童の話
7 川童の渡り
8 川童祭懐古
9 盆過ぎメドチ談
10 小豆洗い
11 呼名の怪
12 団三郎の秘密
13 狐の難産と産婆
14 ひだる神のこと
15 ザシキワラシ(一)
16 ザシキワラシ(二)
17 己が命の早使い
18 山姥奇聞
19 入らず山
20 人の市に通うこと
21 山男の家庭
22 狒々
23 山の神のチンコロ
24 大人弥五郎
25 じんだら沼記事付大太法師伝説四種
26 一つ目小僧
27 一眼一足の怪
28 片足神
29 天狗の話
30 妖怪名彙
31 解説

書誌情報

紙版

発売日

1977年04月07日

ISBN

9784061581357

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

135

ページ数

226ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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