
論語講義(三)
ロンゴコウギ

本講義が「渋沢論語」として多年にわたって親しまれてきた理由の1つは、著者が「論語」各章に託して語るその体験談と人物論にあるだろう。そこには著者が明治政財界の中枢にいて身近に接した大久保利通、三条実美、伊藤博文、徳川慶喜らの生々しい人間性が活写されており、維新動乱期の波瀾の体験談と相まって貴重な歴史証言をなしている。また信長、秀吉、家康らをめぐる人物談義は、この講義に一段と生彩を与えて飽きさせない。
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目次
・述而 第七
・泰伯 第八
書誌情報
紙版
発売日
1977年10月07日
ISBN
9784061581883
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
188
ページ数
207ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
装丁: 蟹江 征治(カニエ セイジ)