
文芸の哲学的基礎
ブンゲイノテツガクテキキソ

本書は、夏目漱石が明治40年と41年に行なった2つの講演、「文芸の哲学的基礎」と「創作家の態度」を収める。いずれも有名な『文学論』の、いわば序論とも各論とも考えられる講演で、文学の理論と歴史を哲学的に、心理学的に根本から究明している。特に真・善・美・壮の文学の4種の理想を論じつつ、4者の価値が平等であることを強調し、真のみを重視する自然主義の文学を批判する。漱石文学理解の要ともいえる重要な講演集である。
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目次
・この本によせて
・文芸の哲学的基礎
・創作家の態度
・解説
書誌情報
紙版
発売日
1978年08月08日
ISBN
9784061582736
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
通巻番号
273
ページ数
202ページ
シリーズ
講談社学術文庫
収録作品
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作品名初出
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作品名
文芸の哲学的基礎
初出
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作品名
創作家の態度
初出