
近代科学の誕生(上)
キンダイカガクノタンジョウ
- 著: ハーバート・バタ-フィ-ルド ,
- 訳: 渡辺 正雄

世界中のあらゆる人が、地球は宇宙の不動の中心だと信じていたときに、地球は太陽のまわりを回る一天体にすぎないと主張し、説得するのはどんなに大変なことだったろう。近代科学の誕生までには、コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、ニュートンをはじめとする多くの天才の努力が必要だった。同じことが、生理学、化学、生物学等の分野についてもいえるのである。この思考の大転換を「科学革命」として生き生きと描いた不朽の名著。
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目次
第1章 いきおいの理論──その歴史的重要性──
第2章 コペルニクスと中世の伝統
第3章 血液の循環の発見──ウィリアム・ハーヴェイまでの心臓の研究──
第4章 宇宙観の変革──アリストテレス・プトレマイオス体系の衰退──
第5章 実験的方法の確立──17世紀における展開──
第6章 ベイコンとデカルト
書誌情報
紙版
発売日
1978年11月08日
ISBN
9784061582880
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
通巻番号
288
ページ数
184ページ
シリーズ
講談社学術文庫