とりかへばや物語(4) 冬の巻

とりかへばや物語(4) 冬の巻

トリカヘバヤモノガタリ

講談社学術文庫

平安末期成立の『とりかへばや』は、女性的な気質の兄君と男めいた気性の妹君とが、それぞれ女装男装して、華やかな宮廷生活に悲劇喜劇の渦をまきおこす物語。第4冊冬の巻は、妹の演じていた右大将に落ち着き得た兄は、吉野山の宮の姫君を正妻として多くの女性にかしずかれる理想的生活を獲得し、兄の演じていた尚侍に落ち着くことのできた妹は、帝に愛されて東宮を生み、中宮として幸福な身の上となる結末を記した最終巻。(全4巻)


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目次

1 女東宮悲話
2 帝と尚侍
3 権中納言のその後
4 男心さまざま
5 幸福な結末

書誌情報

紙版

発売日

1979年10月08日

ISBN

9784061582965

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

296

ページ数

278ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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