仏陀のおしえ

仏陀のおしえ

ブッダノオシエ

講談社学術文庫

著者は、明治・大正・昭和を通じ、二千五百年の伝統ある仏教を、再び世に活かしえた天才であった。本書は、実践と学問を通じて現代人の真の仏教とは何かを把握した著者が、日本仏教諸宗派を総括し、仏教の内容をなす三つの不変なるもの、すなわち、仏・法・僧の「三宝」を中心にして、仏陀のおしえの根本義を誰にでも理解できる平易な言葉で著した最高の仏教入門書である。仏教という巨大なおしえの最重要の問題点が説かれている。


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目次

1 序論
  1.ヨーロッパにおける仏教の発見
2.現代日本における仏教の再発見
 3.仏教理解の方法
  4.仏教理解の範疇
2 仏陀(Buddha)
  1.彼をとりまくもの
  2.仏陀になるまで
  3.彼の生活転向
  4.仏陀としての四十五年の生活
  5.仏陀の死とその以後
3 達磨(Dharma)
  1.かくのごとくわれ聞く
  2.仏陀の根本思想ということ
  3.遊戯的思弁の否定
  4.物
  5.人間
  6.いっさいは変移す
  7.社会と自分
  8.自己安住の心境
  9.功徳ということ
  10.財について
  11.女性
  12.何を信ずべきや
  13.経典とその以後
4 僧伽(Samgha)
  1.僧伽について
  2.僧院になるまで
  3.出家比丘の生活
  4.在家信徒の生活

書誌情報

紙版

発売日

1980年07月08日

ISBN

9784061584891

判型

A6

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

489

ページ数

303ページ

シリーズ

講談社学術文庫

収録作品

  • 作品名

    昭和仏教の総和の書

    初出

  • 作品名

    友松圓諦先生の生涯と業績

    初出

著者紹介

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