
明恵上人伝記
ミョウエショウニンデンキ
- その他: 平泉 洸

華厳中興の祖といわれる明惠上人は、教団を組織せず、終身釈迦を父と仰ぎ、自ら遺子と称された。上人の法話は「悪人なお隠れたる徳あり、況や一善の人に於てをや」と差別がなく、人はただ「あるべきやうは」の7字を心懸ければ世の中に悪いことはあるはずがない、と温順な言葉で説かれている。が、この一見やさしい教えの数々が、実は華厳哲学と美しく冥合して輝かしい光を放つ。本書は、その上人の伝記を歴史の大局から見た注釈書。
- 前巻
- 次巻
目次
・梅尾(とがのお)明惠上人伝記 巻上
・梅尾明惠上人伝記 巻下
書誌情報
紙版
発売日
1980年11月06日
ISBN
9784061585263
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
526
ページ数
316ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
その他: 平泉 洸(ヒライズミ アキラ)