
新訳論語
シンヤクロンゴ

本書は、東宮大夫兼侍従長として皇太子傅育の役、最高裁判事等を閲歴した著者が、子弟教育を目的として新訳した極めて独創的な「家庭論語」である。著者は『論語』を孔子一代記と見、論語の説く人生訓・処世術を過去の道徳とせず、現代の活教訓として1つ1つの主題に、実生活や時事問題を絡ませ、時に余興的雑談を織り交ぜながら面白く語っているため、道学者流の匂いがなく、素直に現代人の心に受け入れられる魂の書となっている。
- 前巻
- 次巻
目次
・学而(がくじ) 第一
・為政(いせい) 第二
・八いつ(はちいつ) 第三
・里仁(りじん) 第四
・公冶長(こうやちょう) 第五
・雍也(ようや) 第六
・述而(じゅつじ) 第七
・泰伯(たいはく) 第八
・子罕(しかん) 第九
・郷党(きょうとう) 第十
・先進(せんしん) 第十一
・顔淵(がんえん) 第十二
・子路(しろ) 第十三
・憲問(けんもん) 第十四
・衛霊公(えいれいこう) 第十五
・季氏(きし) 第十六
・陽貨(ようか) 第十七
・微子(びし) 第十八
・子張(しちょう) 第十九
・堯曰(ぎょうえつ) 第二十
書誌情報
紙版
発売日
1981年08月06日
ISBN
9784061585492
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
通巻番号
549
ページ数
550ページ
シリーズ
講談社学術文庫