目次
●男もすなる日記といふものを
●廿二日に
●廿七日大津より浦戸を指して
●廿八日浦戸より漕ぎ出でて
●元日なほ同じ泊なり
●七日になりぬ
●かくて、この間にこと多かり
●八日さはることありて
●九日のつとめて
●かくて宇多の松原を行き過ぐ
●十日、今日はこの奈半(なは)のとまりに
●十二日、雨降らず
●十五日、今日小豆粥煮ず
●十七日、曇れる雲なくなりて
●十八日、なほ同じところにあり
●廿日、昨日のやうなれば
●廿一日、卯の刻ばかりに
●廿二日、昨夜の泊より
●廿六日、まことにやあらむ
●廿九日、船出してゆく
●二月一日、朝の間、雨降る
●四日、楫取(かぢとり)「今日風雲のけしきはなはだ悪し」といひて
●五日、今日辛くして和泉の灘より
●かくいひて眺めつつ来る間に
●六日、澪標(みをつくし)の下より出でて
●八日、ほな、川上りになづみて
●九日、心もとなさに
●十日、障ることにありて
●十六日、今日のようさつかた
●夜更けて来れば
書誌情報
紙版
発売日
1983年06月08日
ISBN
9784061586055
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
605
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社学術文庫