天台思想入門

天台思想入門

テンダイシソウニュウモン

講談社学術文庫

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目次

●第1部 天台宗の歴史
●序章 天台山国清寺と日本仏教
・天台宗の淵源
・南岳衡山(なんがくこうざん)の風光
・「八宗綱要」と凝然(ぎょうねん)
●第1章 天台宗の宗名と経論
・「法華経」をもって根本の教えとなす
・妙法蓮華経とは「法華経」の構成
・「法華経」をになった人々
・「法華経」の原典と漢訳
・「大智度論」を指南とする
・「大般涅槃経(だいほつねはんきょう)」と「大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)」
・「維摩経(ゆいまぎょう)」と「仁王般若経(にんのうはんにゃぎょう)」
・汚泥に咲く蓮華――鳩摩羅什(くまらじゅう)
●第2章 天台宗の成立と展開
・第一祖・慧文禅師(えもんぜんじ) 第二祖・慧思(えし)禅師
・天台宗の大成者――天台智ぎ
・天台宗の日本伝播――最澄の求法(ぐほう)
●第2部 天台宗の教理と実践
●第3章 五時八教
・教観二門――一宗の大義は教門と観門
・立宗開教の根本 天台宗の大義とは何か
・化法(けほう)の四教
・三蔵教 通教 別教 円教
・化儀の四教
・頓教(とんぎょう) 漸教(ぜんぎょう) 不定教 秘密教
・五時
・第一華厳時――乳味 第二阿含時(あごんじ)――酪味
・第三方等時(ほうどうじ)――生酥味(しょうぞみ) 第四般若時――熟酥味
・第五法華涅槃時――醍醐味 長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬説(ひせつ)
●第4章 一心三観と四種三昧
・十界について十界互具について
・「法華経」で説く十如是
・一念のなかに具わっている三千世間
・天台哲学の根本
・真に仏教を学ぶということ

書誌情報

紙版

発売日

1984年01月06日

ISBN

9784061586260

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

626

ページ数

257ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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