
マイページに作品情報をお届け!
禅と日本文化
ゼントニホンブンカ
- 著: 柳田 聖山

そもそも<禅>とは何か。禅はどのように日本人の心と文化に影響を及ぼしたのか。そしてその今日的課題とは何か。「禅と日本文化」は、わが国の禅仏教学の権威がこれら禅のもつ基本的テーゼを明快に説き明かすとともに、禅からの<現代>への問いかけとして、幾度となく繰り返して読む価値のある、きわめて濃密な内容と問題提起を含んでいる。このほか、「純禅の道を求めて――白隠・隠元・道元」と「無字のあとさき」の二編を収録。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
1 禅と日本文化
1.禅とはなにか
2.禅の修行
3.禅の歴史
4.日本の禅
5.禅の本質
1.生死の自由
2.本来無事の禅
3.脚下のこととしての禅
4.矛盾の哲学としての禅
6.禅と日本人
1.禅と日本人の美意識
2.禅と日本人の死生観
3.禅と日本人の自然観
4.禅と日本人の宗教心
2 純禅の道を求めて――白隠・隠元・道元
1.近世日本の禅を創る――白隠
2.近世日本の仏教改革――隠元
3.全一の仏法を求めて――道元
3 無字のあとさき――そのテキストをさかのぼる
1.唐木順三のこと
2.狗子と仏性
3.趙州以後
書誌情報
紙版
発売日
1985年10月04日
ISBN
9784061587076
判型
A6
価格
定価:1,078円(本体980円)
通巻番号
707
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社学術文庫