東洋の理想

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東洋の理想

トウヨウノリソウ

講談社学術文庫

西洋の先進文明が怒濤のように我が国に押しよせてきた明治近代黎明期に、当時の知性の代表者のひとり岡倉天心は敢然と東洋の素晴らしさを主張した。有名な「アジアは一つ」の文章から起こし、インドに発する仏教、中国における儒教等に言及しながら、それらの宗教がいかに日本の美術と融合し発展し新たな伝統文化を生成したかを論じる。「我々の歴史の中に我々の新生の泉がある」とする本書は日本文化の本質を再認識させる名著である。


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目次

0 序文
1 理想の範囲
2 日本の原始芸術
3 儒教――北方中国
4 老荘思想と道教――南方中国
5 仏教とインド芸術
6 飛鳥時代(550年-700年)
7 奈良時代(700年-800年)
8 平安時代(800年-900年)
9 藤原時代(900年-1200年)
10 鎌倉時代(1200年-1400年)
11 足利時代(1400年-1600年)
12 豊臣および初期徳川時代(1600年-1700年)
13 後期徳川時代(1700年-1850年)
14 明治時代(1850年-現在)
15 展望

書誌情報

紙版

発売日

1986年02月05日

ISBN

9784061587205

判型

A6

価格

定価:1,012円(本体920円)

通巻番号

720

ページ数

222ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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