
虚子俳話録
キョシハイワロク

折にふれ虚子側近の著者が記録した貴重な俳話集。さりげないことばの中に師の面影をほうふつさせ、虚子俳句の真髄をとらえて見せた。虚子自身をして面白いと感嘆させた名著。「佳句は一生に一句あれば沢山です」「死後100年の名を楽しまんよりは、寧ろ生前一日を楽しむに如かず」「長くなるのは、結局分かっていないからです」など、琴線にふれる珠玉の名言が随処にちりばめられている。俳句を通して人間虚子を知る好個の書である。
- 前巻
- 次巻
目次
・『東京だより』『続東京だより』の復刊を喜んで……富安風生
・序
・虚子俳話録
・虚子先生と私
・解説……清崎敏郎
書誌情報
紙版
発売日
1987年06月04日
ISBN
9784061587915
判型
A6
価格
定価:619円(本体563円)
通巻番号
791
ページ数
188ページ
シリーズ
講談社学術文庫