イスラムとコーラン

イスラムとコーラン

イスラームトコーラン

講談社学術文庫

最近、日本において中東との様々な関わりから、イスラームという宗教への関心が高まりつつある。ただ、その関心は表面的な次元に留り、イスラームはどうもよくわからないといわれている。本書はそのイスラーム特有の宗教の把え方、理解の仕方を探りながら、イスラーム理解の原典をなすコーランの独自な性格と内容をコーラン全体を貫くメインテーマに即して説明し、イスラームの現実主義的側面と内面性重視の側面を明らかにする。


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目次

第1部 イスラームとは何か
 第1章 なぜイスラームは日本人に理解しにくいか
 第2章 現実主義の強調
 第3章 内面性の重視
第2部 コーランとは何か
 第1章 コーランの独特な性格
 第2章 唯一なる神
 第3章 万有を創造する神
 第4章 終末を惹(ひ)き起こす神
 第5章 最後の審判
 第6章 神への怖れ
 第7章 神への感謝
 第8章 日々行なうべきこと
第3部 コーランとイスラームの二面性
 第1章 メッカ時代とメディナ時代
 第2章 コーランの啓示の二面性

書誌情報

紙版

発売日

1987年10月05日

ISBN

9784061588059

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

805

ページ数

206ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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