俳句開眼

俳句開眼

ハイクカイゲン

講談社学術文庫

本書は、俳句に関心を抱く人々が、俳句とはどういうものか、どう味わい、どう作ればよいのかを歴史的に捉えたものである。まず近代・現代俳句の流れについては子規・虚子・秋桜子らの主要俳人に焦点をあて、また近世俳句は芭蕉・蕪村・一茶に絞ってその解釈と今日的意義を探った。更に著書の体験に基づいた俳句実作上の注意点と作品鑑賞を加えて、俳句を総合的に理解し、俳句の真髄に開眼することを願ってまとめた初心者必携の書。


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 近代俳句を築いた人々
 1 4人の俳句革新
 2 正岡子規
 3 河東碧梧桐(かわひがしへきごどう)
 4 高浜虚子
 5 飯田蛇笏(だこつ)
 6 鬼城・水巴(すいは)・石鼎(せきてい)・普羅(ふら)
 7 反「ホトトギス」の流れ
 8 水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)
 9 秋桜子以後
 10 近代俳句一人一句
 11 中村草田男(なかむらくさたお)
 12 波郷と楸邨(しゅうそん)――秋桜子の流れ
 13 現代の俳句作家
第2章 古典への誘い
 1 今日の芭蕉像
 2 芭蕉の連衆(れんじゅ)
 3 蕪村の純粋俳句
 4 一茶の発想
第3章 俳句の実作
 1 俳句実作の心得――注意10箇条
 2 主題――素材と技術
 3 俳句の音楽
 4 私の俳句修業
第4章 鑑賞歳時記
 1 俳句鑑賞の手引
 2 近代の名句
 3 私を育てた名句
 4 昭和世代の名句

書誌情報

紙版

発売日

1987年11月04日

ISBN

9784061588080

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

通巻番号

808

ページ数

350ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

製品関連情報