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ゴ-タマ・ブッダ
ゴータマ・ブッタ
- 著: 早島 鏡正

さとりを得ても、なお道を求めて歩みつづけたゴータマ・ブッタ(釈迦)。信仰の対象として神格化され、堂奥深く祀られていたブッダを、著者は永遠の求道者、人間ブッダとして把え、仏教を「道」の体系として究明することを提唱した。「われわれ一人残らず求道者となり、真実の自己たれ」と説くブッダの思想と行動は、価値観の多様化に悩み、既存の思惟方法に戸惑うわれわれの生きる指標となるであろう。
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目次
1 ゴータマ・ブッダの思想
1.日本人とゴータマ・ブッダ
2.南方仏教とゴータマ・ブッダ
3.アリヤン文化とゴータマ・ブッダ
4.ゴータマ・ブッダの根本教説
5.道の体系としての仏教
2 ゴータマ・ブッダの生涯
1.ゴータマ・ブッダ出現とその背景――六師外道
2.生いたち
3.出家前後
4.成道と説法
5.晩 年
6.付 論
1.『ジャータカ』(本生物語)
2.仏弟子たちの生活
3 ゴータマ・ブッダの教説
1.原始仏典の手引き
1.『聖求経』
2.『ダンマパダ』
3.『スッタニパータ』
4.「縁起法頌」「涅槃路」「一日賢人偈」
5.「最初の説法」
6.『無我相経』
7.『マールンキヤ小経』
8.『七処』
9.『空の小経』『空の大径』
10.『清浄道論』
4 ゴータマ・ブッタ滅後の仏教
1.部派仏教
2.『ミリンダ王の問い』におけるブッダ観
3.大乗仏教
4.ゴータマ・ブッダの思想と現代的意義
書誌情報
紙版
発売日
1990年04月05日
ISBN
9784061589223
判型
A6
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
通巻番号
922
ページ数
462ページ
シリーズ
講談社学術文庫