
幾何の発想
キカノハッソウ

ナイル河、そしてチグリス、ユーフラテス。大河氾濫後の現状回復の要請による測量術から、幾何学は誕生したという。やがて〈数学の父〉ターレスの登場、さらにピタゴラス、ユークリッドへと受けつがれ、アポロニウスの円錐曲線へ。達意の名文家として知られる著者が、数学の面白さを第一義にまとめた幾何学の歴史。ソフィストの三大難問・一筆書き問題など知的好奇心に溢れる挿話を満載。
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目次
・エジプトとバビロニア
・ターレス
・ターレス2
・ピタゴラス
・ピタゴラス2
・ソフィストと三大難問
・ソフィストと三大難問2
・不可能の証明
・不可能の証明2
・ユークリッド
・アルキメデス
・アポロニュウス
書誌情報
紙版
発売日
1990年06月05日
ISBN
9784061589292
判型
A6
価格
定価:792円(本体720円)
通巻番号
929
ページ数
222ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
装丁: 蟹江 征治(カニエ セイジ)