古田織部の茶道

古田織部の茶道

フルタオリベノチャドウ

講談社学術文庫

「茶の湯の名人」の称をもち、千利休の高弟中の随一と謳われる古田織部(ふるたおりべ)は、自ら千軍万馬の戦場を往来した戦国大名。その故にか豊臣家滅亡後、家康より切腹を命ぜられる悲劇をもって波瀾の生涯を閉じる。織部こそ利休に次ぐ茶の湯名人と確信する著者は、あらゆる史料を博捜してその人と芸術を描き出す。桃山文化の神髄として不朽の光を放ち続ける織部の茶道の全体像を、初めて明らかにされた記念碑的労作。


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目次

1 武と茶の経歴
2 利休との交誼
3 豊臣から徳川へ
4 織部と数奇大名
5 織部と数奇者
6 大坂陣と織部
7 織部の処罰とその原因
8 織部と茶道
9 織部好みと織部焼

書誌情報

紙版

発売日

1990年07月05日

ISBN

9784061589322

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

932

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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