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モ-ツァルト
モーツァルト
- 著: 吉田 秀和

モーツァルトは、父親にヨーロッパ中をひきまわされていた従順な神童時代ばかりでなく、一生を通じて漂泊する人であった。イタリア、フランス、南北ドイツのあらゆる音楽の流れに身をひたし、バッハやヘンデル等の影響下において彼等と対決し、18世紀音楽の完成者となった。わが国の音楽批評の先導者が、楽曲の細部に即して語りつつ稀有の天才の全体像を構築した、陰影に富むモーツァルト論集。
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目次
1・モーツァルト――その生涯、その音楽――
2・古典の複雑と精妙について――変ホ長調交響曲――
・音階の音楽家
3・ピエール・モントゥー指揮のモーツァルト
・ヴァイオリン協奏曲第六番ニ長調
・ディヴェルティメント3曲
・ピアノ・ソナタ 第一~五番
・ピアノ・ソナタ 第十五番
・ピアノ・ソナタ 第十番 第十二番
4・手紙を通じてみるモーツァルト
5・モーツァルト――出現・成就・創造――
書誌情報
紙版
発売日
1990年12月05日
ISBN
9784061589490
判型
A6
価格
定価:1,177円(本体1,070円)
通巻番号
949
ページ数
270ページ
シリーズ
講談社学術文庫