ロシアとソ連邦

ロシアとソ連邦

ロシアトソレンポウ

講談社学術文庫

かつてない激動にゆれる超大国ソ連は、どこへいこうとしているのか。世界に類をみない強固な専制国家ロシア帝国から、ロシア革命によって人類史上最初の社会主義国家を建設したソ連邦の今日にいたるまでの軌跡をたどる。また、江戸時代の漂流民にはじまり、現在の北方領土問題にいたるまでの日露・日ソの交渉史をくわしく紹介しながら、この近くて遠い国ソ連邦の過去と現在を生き生きと描き出す。


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目次

1 ロシア史へのアプローチ
  1.ロシアの文化的・社会的特質
  2.ロシアの近代化と日本の近代化
  3.ロシア革命の見方
2 キエフ-ロシア
  1.ロシアの建国
  2.初期のキエフ公国
  3.キリスト教の摂取
  4.キエフ-ロシアの繁栄と没落
3 モンゴルとロシア
  1.モンゴル人の侵入とドイツ騎士団との戦い
  2.ノヴゴロド共和制の興亡
  3.モスクワ大公国の興隆
4 モスクワ-ロシア
  1.イヴァン雷帝
  2.動乱時代(1598~1613)
  3.初期ロマノフ王朝
  4.モスクワ-ロシアの社会
5 ロシア帝国の成立
  1.ピョートル大帝
  2.ピョートルと日本
  3.ヨーロッパへの窓
  4.ピョートルの改革
6 貴族と農民の帝国
  1.ピョートル大帝とエカテリーナ大帝のあいだ
  2.エカテリーナ大帝の政治
  3.エカテリーナ大帝の外交
  4.エカテリーナ大帝と大黒屋光太夫
7 謎の皇帝と貴族の革命家たち
  1.玉座のハムレット
  2.祖国戦争――ナポレオンとの戦い――
  3.タガンローグの謎
  4.デカブリストの反乱
  5.インテリゲンツィアの誕生
8 改革と反動
  1.大改革
  2.革命思想と革命運動
  3.反動政策の強化と上からの工業化
  4.露仏同盟と極東への進出
9 戦争と革命
  1.日露戦争と1905年の革命
  2.第1次世界大戦と帝政の崩壊
  3.臨時政府と10月革命
  4.革命政権の重荷
10 ソビエト社会主義の建設
  1.内戦と干渉戦争
  2.ネップから5ヵ年計画へ
 3.スターリン政治
  4.スターリン外交
11 第2次大戦後のソ連邦
  1.スターリン批判
  2.ブレジネフ時代
  3.ペレストロイカの時代
  4.ペレストロイカの危機@###

書誌情報

紙版

発売日

1991年06月05日

ISBN

9784061589759

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

975

ページ数

470ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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