
ライン河の文化史
ラインガワノブンカシ

ローレライの歌で知られるライン河は、ロマンティックな川であるばかりでなく、ヨーロッパの政治・経済の中心として、またヨーロッパ文化の1つの軸として、そこに生きる人々の生活と精神構造にまで大きな影響を与えてきた。ドイツ人が「父なる河」と呼ぶライン河。その歴史は、流域の歴史であり、人間の営為の歴史である。ドイツ文学の第1人者が限りない情熱をこめて描く異色のライン河の文化史。
- 前巻
- 次巻
目次
0 ローレライ
1 ラインのほとりで
2 ライン河をくだる――源流から河口まで
1.源流からボーデン湖まで
2.ボーデン湖
3.高ライン川
4.上ライン河
5.上ライン北部の町々
6.中ライン河
7.下ライン河
3 ラインの四季――ボンの日記から
4 よみがえるライン河
書誌情報
紙版
発売日
1991年08月05日
ISBN
9784061589827
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
982
ページ数
250ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
装丁: 蟹江 征治(カニエ セイジ)