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魔術から数学へ
マジュツカラスウガクヘ
- 著: 森 毅

〈小数〉はどのように生まれたか。〈対数〉は、そして〈微積分〉は? 宗教戦争が猖獗(しょうけつ)を極める17世紀ヨーロッパ、魔女が空行き占星術と錬金術がまだ人の心を揺ぶっていた混沌たる文化パラダイムの中から異形の数学者たちが頭角を現わす。ガリレイ=デカルト=ニュートン=ライプニッツ。著者ならではの余裕と気品の名文が、近代数学成立の数奇な劇を紡ぎ出す。全編に、博学と哲学がしみわたった傑作。
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目次
1 数量の支配する世界
2 魔術師たちのルネッサンス
3 数量的世界像の成立
4 宗教戦争の硝煙のもとで
5 座標と整式と変数と
6 文化は地下(アンダーグラウンド)から
7 世界の数学原理
8 最後の錬金術師たち
書誌情報
紙版
発売日
1991年11月05日
ISBN
9784061589964
判型
A6
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
996
ページ数
228ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著: 森 毅(モリ ツヨシ)