小泉八雲 回想と研究

小泉八雲 回想と研究

コイズミヤクモカイソウトケンキュウ

講談社学術文庫

西洋の文明社会を脱出して、日本に帰化したラフカディオ・ハーン。彼は小泉八雲と名乗り、生涯日本を愛し続け数々の名作を残した。本書ではそんな彼の人となりを、妻小泉節子を始め、雨森信成、ホーフマンスタールなど、八雲周辺の人々の回想でしのび、さらに学術文庫『小泉八雲名作選集』の訳者、八雲研究者による秀れた人物論、作品論を収録した。小泉八雲ファンに贈る八雲研究の最新、最高の書。


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目次

●第1部 回想
 ・思ひ出の記──小泉節子
 ・人間ラフカディオ・ハーン──雨森信成/仙北谷晃一訳
 ・小泉八雲先生の追憶──藤崎八三郎
 ・ラフカディオ・ハーン──エルウッド・ヘンドリック/銭本健二訳
 ・ハーンと過ごした束の間の日々──エドワード・クラーク/遠田勝訳
 ・ラフカディオ・ハーン──ホーフマンスタール/平川祐弘訳
●第2部 研究
 ・祭りの踊り──ロティ・ハーン・柳田国男──平川祐弘
 ・「雪女」──世紀末“宿命の女”の変容──牧野陽子
 ・「茶碗の中」──水鏡の中の顔──牧野陽子
 ・ハーン・転生・死女の恋──怪談における〈時間〉について──池田美紀子
 ・人生の教師ラフカディオ・ハーン──仙北谷晃一
 ・小泉八雲──神道発見の旅──遠田勝
 ・八雲研究・回顧と展望──昭和54年以降について──銭本健二

書誌情報

紙版

発売日

1992年08月04日

ISBN

9784061590373

判型

A6

価格

定価:1,068円(本体971円)

通巻番号

1037

ページ数

446ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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