
ジャポニズム 印象派と浮世絵の周辺
ジャポニスム

19世紀後半のフランスの印象派美術に、成立条件も美意識も明らかに異なる北斎や広重、歌麿などの日本の浮世絵が重要な役割を果たしたことは広く知られている。モネをはじめゴッホやロートレック、ゴーガンなど印象派の画家たちが、この日本の芸術をどう取り入れ、どう昇華させていったのか。彼らの作品を通じて、日仏2つの芸術を明らかにしつつ、「ジャポニスム」とはなにかを論考した注目の書。
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目次
1 「北斎漫画」の発見
2 初期ジャポニザンたち
3 印象派と浮世絵の社会風土
4 1867年のパリ万国博覧会
5 パリのなかの日本
6 エルネスト・シェノー
7 1878年のパリ万国博覧会
8 「藍狂い(インディゴマニア)」の画家たち
9 印象派の主観性と浮世絵の客観性
10 マネ
11 ドガ
12 ルノワール
13 モネ
14 テオドール・デュレと日本の画帖
15 サミュエル・ビングと日本美術
16 ゴッホ
17 ロートレック
18 ゴーガン
書誌情報
紙版
発売日
1992年12月04日
ISBN
9784061590533
判型
A6
価格
定価:1,068円(本体971円)
通巻番号
1053
ページ数
404ページ
シリーズ
講談社学術文庫