
ドイツの都市と生活文化
ドイツノトシトセイカツブンカ
- 著: 小塩 節

ドイツは森の国である。その森に守られて、各地にたくさんの都市がある。ドイツの都市は、それがどんなに小さくても個性があり、独特の顔がある。それでいてドイツの都市は、構造上も精神的にも、普遍的な共通性を有している。そしてそこに住む人びとは、独自のドイツ的生活文化を作りあげている。ドイツ的生活文化とは一体どんなものか。具体的な日日の生活の中でそれを探るのが本書の目的である。
- 前巻
- 次巻
目次
序
1 ドイツとドイツ人
1.ドイツの都市
2.ハンザ同盟都市リューベック
3.ドイツの生活――豊かさと便利さと
4.ドイツの気候
5.ドイツ人の身体的特徴
6.ドイツ人の勤労態度
7.統一ドイツ新通貨のグリム兄弟
8.旧東ドイツ冬の旅
9.ドイツ人の対日観
2 日々の生活
1.ドイツ寸描
2.パン屋
3.3度の食事
4.盗難
5.親子の扶養契約書
6.別れ
7.入院生活
8.パリの包み紙
9.クリスマス
10.2人のフロイライン
11.大統領官邸での朗読の夕べ
3 都市・自然・生活文化
1.ミュンヒェンは輝いていた
2.音楽の都ウィーン
3.日本とウィーン
4.ベートーヴェンのウィーンとボン
5.モーツァルトの旅とふるさと
6.イタリアへの想い
7.ゲーテの『イタリア紀行』
4 厚みのある生活文化を
1.生活文化
2.「豊かな時」
書誌情報
紙版
発売日
1993年03月04日
ISBN
9784061590649
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1064
ページ数
322ページ
シリーズ
講談社学術文庫