平和の海と戦いの海 二・二六事件から「人間宣言」まで

平和の海と戦いの海 二・二六事件から「人間宣言」まで

ヘイワノウミトタタカイノウミニーニーロクジケンカラニンゲンセンゲンマデ

講談社学術文庫

二・二六事件から太平洋戦争へ、そしてポツダム宣言受諾、天皇の「人間宣言」へと太平洋が平和の海から戦いの海へと化した時期に、和平のためにひたすら努力した人達がいた。彼らは日米相互の人間と文化への深い理解と信頼の上に立って、平和への道を追求したのである。太平洋戦争にまつわる政治的事件を多くの資料をもとに再構成し、日米双方の当事者の魂の交流を描くヒューマン・ドキュメント。


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目次

●第1部 平和の海と戦いの海──二・二六事件から八月十五日まで
第1章 グルー大使と齋藤實夫人
第2章 鈴木貫太郎の平和演説
第3章 昭和二十年初夏の日米交渉
●第2部 「人間宣言」の内と外──ブライス教授と山梨提督をめぐって
第1章 ブライス教授
第2章 山梨提督
第3章 人間宣言
第4章 ヴァイニング夫人
第5章 君子交淡如水

書誌情報

紙版

発売日

1993年04月28日

ISBN

9784061590748

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

通巻番号

1074

ページ数

362ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

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