
ギリシア・ロ-マの盛衰 古典古代の市民たち
ギリシア・ローマノセイスイ

2千年以上も昔の地中海世界に、民主政や共和政が成立し、香り高い文化が花開いたのはなぜか。その担い手となったのは、ギリシアやローマの都市国家に生れた平等な土地所有者たる古代市民だった。しかし、空前の大帝国を誇ったローマにも、大土地所有制の普及と市民の経済的衰退、独立精神の喪失等により滅亡の時が訪れる。現代の市民社会にも多大な示唆に富む古代文明の栄光と暗転を描いた力作。
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書誌情報
紙版
発売日
1993年06月04日
ISBN
9784061590809
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1080
ページ数
376ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:大世界史 第二巻「古典古代の市民たち」(文芸春秋社’67年刊)を底本とし、改題した。