
芭蕉連句評釈(上)
バショウレンクヒョウシャク

貞享元年(1684)冬名古屋で、元禄3年(1690)晩秋京都で、同7年(1694)初春江戸で、3たび新風を宣言した、世に言う“蕉風三変”の記念すべき三歌仙(「狂句こがらしのまき」五吟・「鳶(とび)の羽の巻」四吟・「梅(むめ)が香(か)の巻」両吟)に「霽(しぐれ)の巻」「雁(かり)がねの巻」を加えた5巻の連句評釈を収録。綿密な考証と溢れる想像力で古典詩歌の解釈法に新たな展望を拓き、平成2年度芸術選奨を受けた画期的評釈。(全2巻)
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目次
・狂句(きょうく)こがらしの巻(「冬の日」)
芭蕉・野水・荷兮・重五・杜国・正平
・霽(しぐれ)の巻(「冬の日」)
杜国・重五・野水・芭蕉・荷兮・正平
・雁(かり)がねの巻(「阿羅野(あらの)」)
越人・芭蕉
・鳶(とび)の羽(は)の巻(「猿蓑」)
去来・芭蕉・凡兆・史那
・梅(むめ)が香(か)の巻(「炭俵」)
芭蕉・野坡
書誌情報
紙版
発売日
1993年12月06日
ISBN
9784061591066
判型
A6
価格
定価:1,175円(本体1,068円)
通巻番号
1106
ページ数
410ページ
シリーズ
講談社学術文庫