カエサル

カエサル

カエサル

講談社学術文庫

古来、軍人として、また文人としても高く評価されてきた古代ローマの英雄カエサル。彼は形骸化した共和政から帝政への道を拓いた大政治家でもあった。ケルト人やゲルマン人と戦ったガリア遠征の赫々たる戦果をもとに、中央政界での勢力を拡大したが、「1人支配」体制の完成直前に暗殺される。その波乱万丈の生涯は、歴史的転換期に変革を進めた人物の悲劇を物語る。ローマ史の泰斗による必読の好著。


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目次

1 政治のしくみ
2 政界進出の道
3 若きカエサル――自負心
4 政治家カエサル――段階をふんで
5 ローマ最高の政務官として
6 軍人カエサル――運命の寵児
7 ガリア戦争点描
8 サイコロは投げられたり――内乱・その1
9 東奔西走の日々――内乱・その2
10 1人支配の確立
11 独裁者カエサル――「お前もか、わが子よ」

書誌情報

紙版

発売日

1994年02月04日

ISBN

9784061591110

判型

A6

価格

定価:1,155円(本体1,050円)

通巻番号

1111

ページ数

324ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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