
星座春秋
セイザシュンジュウ

古来、人びとは夜空の星の美しさと神秘に心をひかれ、星にまつわる興味深い多くの神話、伝承を語りついできた。科学のめざましい発達により宇宙の不思議が解明されつつあるとはいえ、星空の魅力は増しこそすれ決して失せることはない。「天狼を射る」「北斗と南斗」「エチオピヤ王家の4星座」など、博識の著者が古今東西の神話や伝説、逸話を織りこんで四季折々の星座のロマンを抒情豊かに描いた名篇。
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目次
・天狼を射る――中国の「弧矢」とバビロンの「弓の星」
・二月の黄道光
・卍と北斗七星
・グロテスクなエジプト天図
・春の獅子座
・「北の子(ね)の星」説話
・暮春の海蛇座
・西郷星その他――星に関する迷信
・蠍座(さそりざ)の三星
・登山と星
・「客星帝座を犯す」
・土星――空の玩具
・砂漠の北極星
・北斗と南斗
・初秋の北冠座
・蝎人と射手座
・浜芝居
・星を覗くもの
・三日月物語
・行く秋の星 ほか
書誌情報
紙版
発売日
1994年03月04日
ISBN
9784061591172
判型
A6
価格
定価:833円(本体757円)
通巻番号
1117
ページ数
268ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
研究社、昭和九年刊
著者紹介
装丁: 蟹江 征治(カニエ セイジ)