
西洋近代思想史(上)十九世紀の思想のうごき
セイヨウキンダイシソウシジュウキュウセイキノシソウノウゴキ

20世紀のアメリカを代表する哲学「プラグマティズム」の立場にたつ思想家G・H・ミード。彼はとくに、その独創的な自我論やコミュニケイション論などによって、哲学はもとより、心理学や社会学の領域においてもひろく知られてきた。ルネサンスからカントやヘーゲル、さらにマルクスに至る「19世紀の思想のうごき」を、科学的探究を基層に捉えて斬新に展開した。待望の新訳、文庫オリジナル。
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目次
第1章 ルネサンスから革命へ
第2章 カント──革命の哲学者
第3章 革命の挫折とロマン主義の誕生
第4章 カントとロマン主義哲学の背景
第5章 ロマン主義の哲学者──フィヒテ
第6章 ロマン主義の哲学者──シェリング
第7章 ロマン主義の哲学者──ヘーゲル
第8章 「進化」が一般観念となる
第9章 産業革命──市場の追求
第10章 社会的ルネサンス──功利主義
第11章 社会的ルネサンス──カール・マルクスと社会主義
書誌情報
紙版
発売日
1994年04月04日
ISBN
9784061591233
判型
A6
価格
定価:1,068円(本体971円)
通巻番号
1123
ページ数
396ページ
シリーズ
講談社学術文庫