
身体の宇宙誌
シンタイノウチュウシ
- 著: 鎌田 東二

人間の身体は、30億年にわたる生命進化の記憶をもっており、古来、身体は大宇宙(マクロ・コスモス)に対する小宇宙(ミクロ・コスモス)と考えられてきた。身体に刻印された生命進化と神話的諸観念を読み解きながら、身体にまつわる神話的宗教的詩的想像力の諸相を、さまざまな角度から探究。身体と速度、身体と異界、霊魂と肉体、死と身体など、これまであまり試みられてこなかった斬新な視点に立って、身体的知の位相を解明した野心作。
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目次
●第1章 身体の宇宙誌
1 身体即異界
2 耳を持った生命
3 修行と身体
●第2章 神秘体験と身体
1 即身成仏の身体論
2 2人のサド・2つの輪廻
●第3章 翁童と身体
1 翁と童の存在論
2 反復論
3 運動場体としての少年身体
●第4章 器官と身体
1 耳のコスモロジー
2 鼻から生まれた神
3 ホトと祭祀
●第5章 死と身体
1 死体の自己完成/生体の自己超越
2 死への接近
3 浄土論
書誌情報
紙版
発売日
1994年06月06日
ISBN
9784061591288
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1128
ページ数
380ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
耳を持った生命
初出
『現代思想』1994年3月号青土社
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作品名
即身成仏の身体論
初出
『講座仏教と日本人第三巻密儀と修行』1989年春秋社
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作品名
二人のサド・二つの輪廻
初出
『別冊幼想文学澁澤龍彦スペシャル』1989年2月幼想
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作品名
翁と童の存在論
初出
『悠久』第37号1989年桜楓社
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作品名
反復論
初出
『思考のレクチュ-ル5地平としての時間』1989年作品社
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作品名
運動場体としての少年身体
初出
『幼想文学』七号1984年幼想文学会出版局
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作品名
耳のコスモロジ-
初出
『is』1987年3月号ポ-ラ文化研究所
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作品名
鼻から生まれた神
初出
『is』1989年第44号ポ-ラ文化研究所
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作品名
ホトと祭
初出
『身体の現在形』1993年愛知県文化情報センタ-
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作品名
死体の自己完成・生成の自己超越
初出
『ライフサイエンス』1987年6月号生命科学振
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作品名
死への接近
初出
『仏教』第6号1989年法蔵館
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作品名
浄土論
初出
『別冊仏教親鸞』1988年法蔵館