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十字軍騎士団
ジュウジグンキシダン
- 著: 橋口 倫介

11世紀末、聖地エルサレムをイスラム勢力から奪回せんと第1回十字軍遠征が敢行された。その中核として結成された、戦士と修道士の役割を同時に遂行する聖俗一致の〈キリストの戦士〉修道騎士団! 秘密結社的な神秘性を持ち二百年後に悲劇的結末を迎えたテンプル騎士団、強大な海軍力で地中海上に現代まで存続した聖ヨハネ騎士団等、その謎に充ちた興亡を十字軍研究の権威が興味深く描いた好著。
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目次
1 騎士団発生の基盤
1.騎士団の定義
2.騎士団の歴史的背景
3.騎士団研究の意味と研究略史
2 修道騎士団の創設
1.テンプル騎士団・聖ヨハネ騎士団の設立
2.両騎士団の発展
3.修道騎士の生活
4.両騎士団の軍事力
3 両騎士団の活動
1.十字軍参加
2.荘園経営・金融業・病院
3.中・後期十字軍における諸活動
4 テンプル騎士団訴訟事件
1.フランス王フィリップ4世の政策
2.テンプル騎士団の廃絶
3.解散の意味とその後の騎士団
書誌情報
紙版
発売日
1994年06月06日
ISBN
9784061591295
判型
A6
価格
定価:1,353円(本体1,230円)
通巻番号
1129
ページ数
332ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
『騎士団』’71年4月に近藤出版社より刊行