意味と構造

意味と構造

イミトコウゾウ

講談社学術文庫

〈意味〉の問題は、現代の言語学の中心課題である。ライズィは、単語が持つ意味の最小単位を要素(コンポネント)と名づけた。英語とドイツ語の対応語を画期的な分析分類法を駆使して具体的に比較することから出発して、個々の語においてさまざまな要素が作り出す意味の構造を解明。ソシュールに始まる〈20世紀の学問〉としての言語学の流れをもっともラジカルに進めた、意味構造論の先駆的名著。


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目次

●1 方法論
 A 目標設定
 B 言語行為における変動的なものと恒常的なもの
 C 慣習としての語
 D 言語外慣習の記述
 E 慣習としての言語
 F 条件型の学習
 G 語条件の記述
 H 形容詞内容および動詞内容の定義
●2 指示対象の記述
 A 実体化の概念
 B 名詞
 C 形容詞
 D 動詞
●3 名詞および動詞に対する静的および動的条件
 A 序論
 B 名詞
 C 動詞
●4 複合的語内容
 A 定義
 B 空間的条件
 C 時間的条件
 D 様々な空間時間的環境条件
 E 目的の上から条件づけられている語
 F 相対的な条件とその規準
 G かくれた絶対的規準
 H 話者とその環境
●5 補遺
 A 最近の出版物
 B 意味論と構造主義

書誌情報

紙版

発売日

1994年07月04日

ISBN

9784061591356

判型

A6

価格

定価:961円(本体874円)

通巻番号

1135

ページ数

314ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

『意味と構造』1960年2月、研究社出版刊行

著者紹介

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