
御岳巡礼 現代の神と人
オンタケジュンレイゲンダイノカミトヒト

御岳信仰は、日本人の精神と行動の基層にある超自然的信仰を代表するものである。文化人類学者としてタイ、スリランカ等の宗教と社会の実地調査を重ねてきた著者が、本書では御岳講の列に連なって「神おろし」と呼ばれる憑霊現象はじめ、登拝巡礼の実態を報告する。御岳教の教団史を辿り、古来この信仰がどのように守られてきたかをも考察、霊山信仰を通して〈日本の神〉の本質を明らかにした意欲作。
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目次
・プロローグ・神がおりる
・1 御岳へ
・2 登拝
・3 御岳信仰史のスケッチ
・4 巡礼のプロセス
・5 信仰活動
・エピローグ・神と人
書誌情報
紙版
発売日
1994年10月04日
ISBN
9784061591486
判型
A6
価格
定価:855円(本体777円)
通巻番号
1148
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1985年6月筑摩書房より刊行
著者紹介
解説: 梶原 景昭(カジワラ カゲアキ)