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社会科学の方法
シャカイカガクノホウホウ
- 著: マックス・ヴェ-バ- ,
- 訳: 祇園寺 信彦 ,
- 訳: 祇園寺 則夫

ヴェーバーにおける社会科学は、人間の諸事象を文化意義という観点から考究し、歴史的個体の把握に努め、歴史事実を分析・総合すべきとする。彼は唯物史観をしりぞけ、抽象的理念だけでなく論理的な現実認識の手法を加えた《理念型》という概念を導入し、新たな社会科学の方法論を確立する。本書はヴェーバー思想の転換点と位置づけられ、その後の展開と体系を理解するうえで必読の書といわれる。
- 前巻
- 次巻
目次
1 経験的知識と価値判断
1.価値判断の科学的批判
2.理想と科学的研究
2 社会科学的認識の「客観性」
1.文化科学の認識論
1.対象とする社会・経済的なもの
2.文化科学と「法則」
3.文化科学的認識の主観的拘束
2.理念型概念
1.理念型の構成
2.理念型の意義
3.認識の主観的・歴史的制約
書誌情報
紙版
発売日
1994年11月02日
ISBN
9784061591516
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
通巻番号
1151
ページ数
176ページ
シリーズ
講談社学術文庫