
アメリカ自由主義の伝統
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アメリカの政治史を論ずる時、常にアメリカ政治思想論議の出発点となっている『アメリカ自由主義の伝統』。ハーツはアメリカとヨーロッパの政治史を比較対照し、封建的伝統を持たないアメリカは「生まれながらの自由主義社会」であると分析。更に自由主義を絶対化して国民的信念「アメリカニズム」を確立したと論及する。才気溢れた文体と論理を駆使した鋭い洞察によるアメリカ政治史の古典的名著。
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目次
●第1部 封建制度とアメリカ的経験
第1章 自由主義社会の概念
●第2部 新世界での革命
第2章 1776年の諸観点
第3章 アメリカの「社会革命」
●第3部 デモクラシーの登場
第4章 ホイッグのディレンマ
第5章 アメリカのデモクラット――ヘラクレスとハムレット
●第4部 南部の封建的夢想
第6章 反動的啓蒙
第7章 「自由な社会」に反対する思想運動
●第5部 ホイショ・アルジャーのアメリカ的世界
第8章 新しいホイッグ主義――民主的資本主義
第9章 革新主義と社会主義
●第6部 経済不況および世界政治への介入
第10章 ニューディール
第11章 アメリカと世界
書誌情報
紙版
発売日
1994年12月05日
ISBN
9784061591585
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
通巻番号
1158
ページ数
466ページ
シリーズ
講談社学術文庫