
中世のコンスタンティノ-プル
チュウセイノコンスタンティノープル
- 著: 橋口 倫介

紀元330年、コンスタンティヌス大帝の遷都によりビザンティン帝国の首都となったコンスタンティノープル。15世紀にオスマン帝国に征服されてイスタンブールと名を変え、東西の政治文化交流の接点の役割を果し続けた千年余の歴史を閉じた。コンスタンティノープルを中心に、ギリシア・ローマの古代文明が中世に継承され、ビザンツ・中近東文明が西欧の歴史に寄与した様相を描く中世史の好著。
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目次
序章 ビザンティウムのビザンティン人
第1章 3つのポルトレ
1 テオドラ
2 フォティオス
3 アンナ・コムネナ
第2章 東ヨーロッパ人の起源と発展
第3章 城壁は語る
第4章 正統信仰を見守る眼
第5章 コンスタンティノープル征服
第6章 市民の日常生活点描
終章 最期の嵐
書誌情報
紙版
発売日
1995年06月05日
ISBN
9784061591806
判型
A6
価格
定価:961円(本体874円)
通巻番号
1180
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1982年10月、三省堂より刊行