サバンナの手帖

サバンナの手帖

サバンナノテチョウ

講談社学術文庫

かねてからアフリカを物語り風に描きながら探索してみたいと思っていたが、ここではそれを「文字を必要としなかった社会」におけるコミュニケーションと歴史の問題としてとりあげた。歴史上の人物とも対話を試み、時・空を自由に移動する旅人としての「私」の見聞を、筆者である「私」の語りとダブらせた──。アフリカの熱帯大草原サバンナに生きる人と文明を、時間を交錯させて活写した好著。


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目次

・1 プロローグ
・2 濃縮された空間
・3 装われた性
・4 王・異人・はずれ者
・5 サバンナの商都で
・6 いくさを嫌う商人
・7 侵入者たち
・8 インテルメッツォ
・9 奇妙な探検家
・10 砂と水のあいだ
・11 幻の都
・12 続・幻の都
・13 都市と商人
・14 商う者・祈る者・支配する者
・15 時をさかのぼる
・16 黒人帝国の謎
・17 拡散する空間
・18 「もの」をたどる
・19 文化のなかの技術
・20 よそおう
・21 ことばと図像
・22 風に消えた歴史
・23 エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

1995年07月04日

ISBN

9784061591851

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

通巻番号

1185

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1981年1月新潮社刊行

著者紹介

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