東京裁判 日本の弁明

東京裁判 日本の弁明

トウキョウサイバンニホンノベンメイキャッカミテイシュツベンゴガワシリョウバッスイ

講談社学術文庫

東京裁判は、はたして公正な裁判ったのだろうか。法廷に提出すべく弁護側が作成、準備したにもかかわらず、裁判長によって却下され、または未提出に終わった厖大な資料が残された。本書は、戦後50年を期してまとめられた、その『東京裁判却下未提出弁護側資料』のうち、もっとも重要な18篇を抜粋したものである。東京裁判を正しく認識し、明日の日本の展望を拓く、現在史研究に必携の史料集。


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目次

1 弁護側反証段階の総論
  1.清瀬一郎弁護人 冒頭陳述(総論A)
  2.高柳賢三弁護人 冒頭陳述(総論B)
  3.ローガン弁護人 冒頭陳述
2 弁護側反証の一般及び個別段階
  4.徳富猪一郎 宣誓供述書
    ・「最近代に於ける日本の動向」
  5.ワーレン弁護人、岡本(敏)弁護人 冒頭陳述「満州部門」
  6.米アボット記者の満州視察記
  7.ラザラス弁護人 冒頭陳述「支那段階」
  8.オクスフォード大学刊
    ・『1936年の太平洋の諸問題』(抜粋)
  9.在支重光公使発、幣原外相宛
    ・「排日及日貨ボイコットの実状」
  10.ラザラス弁護人 冒頭陳述「対ソ関係」
  11.高橋義次弁護人 冒頭陳述「太平洋段階・総論」
  12 カニンガム弁護人 冒頭陳述
    ・「太平洋段階第1部・三国同盟」
  13.ローガン弁護人 冒頭陳述
    ・「太平洋段階第2部・日本に対する聯合国の圧迫」
  14.ブレークニー弁護人 冒頭陳述
    ・「太平洋段階第3部・日米交渉」
  15.グルー大使発、国務長官宛
    ・「対日経済圧迫では戦争を回避し得ず」
  16.石橋湛山 宣誓供述書、附属文書
    ・「日本の工業化、侵略戦争準備に非ず」
3 弁護側最終弁論及び付録
  17 ローガン弁護人 最終弁論・自衛戦論
    ・「日本は挑発挑戦され自衛に起った」
  18 米国上院軍事外交合同委員会に於けるマッカーサー証言

書誌情報

紙版

発売日

1995年08月04日

ISBN

9784061591899

判型

A6

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

通巻番号

1189

ページ数

566ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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