
ドイツ・ユダヤ精神史
ドイツ・ユダヤセイシンシゲットーカラヨーロッパヘ

フロイト、マルクス、アインシュタインに代表されるユダヤ系知識人の創造力の根源は何か。また十字軍からホロコーストに至る迫害の連続に耐えて再生する生命力の秘密とは?本書は、哲学者、音楽家を輩出したメンデルスゾーン一族や詩人ハイネなどをとりあげ、ドイツ・ユダヤ人への憎悪の歴史と彼らの知識階層などへの社会的進出を多方面に追究。日本のユダヤ研究に先鞭をつけた必読の書である。
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目次
第1部 ドイツ・ユダヤ文化とわれわれ
第1章 ユダヤとドイツのはざまで
第2章 亡命とユダヤ人
第3章 ドイツ・ユダヤ文化と学際協力
第2部 近代ドイツ・ユダヤ精神史序説
第1章 モーゼス・メンデルスゾーンの位相
第2章 ユダヤ・ルネサンスの群像
第3章 ロマン派の女性たち
第4章 ハイネにおけるユーデントゥム(ユダヤ的なもの)
第3部 現代への視角1(歴史からケーススタディへ)
第1章 E・カーラー「ユダヤ人憎悪の根源と変遷」(翻訳)
第2章 カフカの源流
第3章 エルンスト・ブロッホ(評伝)
第4章 ヨハネス・ボブロフスキー(評伝)
第4部 現代への視角2(素材と点描)
第1章 H・マイヤー=ベンファイ
・「一ドイツ知識人のユダヤ人観」(翻訳)
第2章 戦後ドイツのユダヤ人
第3章 G・ショーレム「ユダヤ主義の本質」(書評)
第4章 ユダヤ現代史100年の顔
書誌情報
紙版
発売日
1995年10月03日
ISBN
9784061591974
判型
A6
価格
定価:1,068円(本体971円)
通巻番号
1197
ページ数
408ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
解説: 徳永 恂(トクナガ マコト)