
古代日本の女帝
コダイニホンノジョテイ
- 著: 上田 正昭

古代国家の創立期ともいえる飛鳥時代から奈良時代にかけては、推古、持統、元明、称徳など8代もの女帝が続出した。本書は3世紀の卑弥呼までさかのぼり、古代日本の女王・女帝の特質を、巫女王の段階、巫女王から女帝への過渡期、女帝の段階と3つに分け論述。大化の改新、壬申の乱など、有力豪族と天皇家との確執や、皇統を巡る争乱が相次ぐ古代日本の実相を、女帝の軌跡から明らかにした好著。
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目次
●第1章 女帝史の謎
1 女帝群像
2 女人の王者の転移
●第2章 女王二代
1 卑弥呼の登場
2 親魏倭王の女治
●第3章 女王の世紀
1 イリヒメの時代
2 神功皇后の性格
●第4章 女帝の登場
1 飛鳥の女帝
2 女治の実力
●第5章 女帝の世紀
1 平城京と藤原氏
2 王朝の矛盾
書誌情報
紙版
発売日
1996年02月09日
ISBN
9784061592155
判型
A6
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
1215
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社学術文庫