飛鳥大和 美の巡礼

飛鳥大和 美の巡礼

アスカヤマトビノジュンレイ

講談社学術文庫

民族の記憶もないはるかな昔に生まれ、仏教伝来後も民衆のなかに生き続けてきた信仰の心は、永い時間をかけて「弥勒仏」や「十一面観音」の御姿をうみ出した。仏像にしろ仏画にしろそれ自体はものでしかない。しかしひとたびそれらに向き合えば、太古からの人々の凝縮された想いが今を生きる我々になにかを訴えてくる。飛鳥大和の美しい風景と御仏たちを訪ね、日本人の心のありかを探る巡礼の旅。


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目次

1 弥勒の微笑
2 飛鳥人の夢
3 常世の国・黄泉の国
4 浄土曼荼羅
5 死の国の生者
6 竜樹の下に
7 現世の荘厳
8 大和路をゆく
9 室生への道
10 女人高野
11 はつせ・こもりく
12 11面観音の謎
13 遊行する神々
14 ナタラージャの舞踏

書誌情報

紙版

発売日

1996年05月10日

ISBN

9784061592278

判型

A6

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

1227

ページ数

292ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1978年新潮社刊

著者紹介

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