レトリックの意味論

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レトリックの意味論

レトリックノイミロンイミノダンセイ

講談社学術文庫

現代の思想は言語の問題、とくに意味論を核心として展開している。著者は、現代思想の大きな潮流であるバルトやデリダの言語論の検討から出発し、言語が本来もっている遊動的な弾性に富んだ〈レトリック性〉を豊かな例証によって考察する。ことばの意味を固定した一義的なものと捉える従来の理論を斥け、現代言語学に〈意味の弾性〉という画期的視点を拓いた佐藤レトリック学の到達点を示す名著。


ⒸZenta Sato

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目次

1 意味の《区別性》への不安
2 意味の《流動性》への不安
3 《原始語》への信頼のしかた
4 言語記号の《随意性》
5 ふたつの《ロゴスの構図》
6 表現と意味の《ずれ》
7 意味の《自己同一性》
8 《同一の意味》から《自己比喩》へ
9 意味の《弾性》……自己比喩
10 意味の《遊動性》……意味の奪い合い

書誌情報

紙版

発売日

1996年05月10日

ISBN

9784061592285

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

通巻番号

1228

ページ数

366ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2018年07月10日

JDCN

06A0000000000003317H

初出

『意味の弾性』の表題で1986年8月、岩波書店より刊行

著者紹介

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