
宇宙像の変遷
ウチュウゾウノヘンセン
- 著: 村上 陽一郎

無限の時間と空間をもつ〈宇宙〉という概念は、古来、人間を惹きつけてやまない。著者はデモクリトスやプトレイオスらのギリシャ・ローマの宇宙観から筆を起こし、コペルニクス、ケプラー、ガリレオ、デカルト、ニュートンとつづく天文学の業績を平明に解説。20世紀のアインシュタイン、ガモフらによる新たな〈宇宙神話〉ビッグ・バン理論まで、幾多の曲折を経て確立された壮大な宇宙論の歴史。
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目次
第1章 宇宙とは・宇宙観とは
第2章 神話的宇宙像
第3章 古代ギリシャの宇宙観 その1
第4章 古代ギリシャの宇宙観 その2
第5章 ユダヤ・キリスト教の宇宙観
第6章 天文学的モデル──プトレマイオス
第7章 西欧世界の成立
第8章 ルネサンスの宇宙像
第9章 コペルニクスの登場
第10章 ケプラーの宇宙観
第11章 ガリレオと望遠鏡
第12章 デカルトとニュートン
第13章 コスモスの崩壊と力学的宇宙像
第14章 地球を測る
第15章 現代天文学とその宇宙観
書誌情報
紙版
発売日
1996年06月10日
ISBN
9784061592353
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
1235
ページ数
246ページ
シリーズ
講談社学術文庫