論文の技法

論文の技法

ロンブンノギホウ

講談社学術文庫

本書は論文を書く人のための技法書です。それだけでなく、論文をどう書き始めたらいいのか困ったときに、また論文を書くことに飽きたり、行き詰まったり、恐怖心をいだいたりしたときに、ちょっとしたヒントと勇気づけを与えてくれる本です。アメリカの著名な社会科学者が、長年にわたる自らの論文指導の体験をもとに、論文作成の基本的な考え方とその方法を、具体例を示しながら説いた必携の書。


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目次

●第1章 大学院生のためのフレッシュマン英語――1つの回顧録、2つの理論――
・書き直しは予期すべきこと/プレースホルダーとは/受け身構文の使用について/たわごと飾りを削る ほか
●第2章 ペルソナと権威
・上等な書き方/上等なペルソナ/権威的なペルソナ ほか
●第3章 正しいやり方は1つか?
・仮のやり方/どのように書き始めるか/中身を先に、導入を後に ほか
●第4章 耳を使って修正する
・規則と指針/発見的教授法のすすめ/具体例に見る修正の仕方 ほか
●第5章 1人の専門家として書き方を習う
・生涯にわたって書くことを学ぶ/学術雑誌の編集経験/私の文章作成上の儀礼 ほか
●第6章 リスク……〔パメラ・リチャーズによる〕
・信頼をめぐる問題/アイディアの横取り/評価のおそれ ほか
●第7章 それをドアから外に出す
・よりよくすることをいつ終えるか/書いたものを外に出す/出すと待つのバランス ほか
●第8章 文献の恐怖
・独創性をどう伝えるか/古典の使い方/文献の使い方 ほか
●第9章 摩擦とワープロ
・頭と手の区別/文章作成の肉体的側面/タイピングの肉体的側面 ほか
●第10章 最後に一言
・あなたの問題はあなたのもの/とにかく書くこと/書くことは組織と関係ある行為だ ほか

書誌情報

紙版

発売日

1996年09月10日

ISBN

9784061592483

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

1248

ページ数

328ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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